ランニング、ジョギング中の交通事故。外を走る時はどこに注意すればいい?

週に1回以上ランニングをしている人は、全国に550万人いるそうです。ランニングをするときは、周りの歩行者はもちろん、自動車やバイクにも注意が必要。
今回は、ランニングやジョギングの最中に交通事故にあった場合の慰謝料請求や過失割合について、弁護士法人ステラの張谷俊一郎弁護士に伺いました。道路を走ることが多いランナーの方々は、ぜひ知っておいてくださいね。

弁護士・専門家が答える交通事故の気になる話

ランニング×交通事故

弁護士

ランニング中の事故で過失がつくときは?

ミスターリード

実は僕も仕事後に時々走っているんです。
でも、ランニングをしている時って、走ることに集中してしまい、自動車やバイクへの意識が低くなりがち。
事故にあいそうになった危険な体験をしたこともあります。
もし、ランニングの最中に交通事故にあったら、ランナーにも注意不足があったとして過失がつくことはあるのでしょうか?

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

まず、交通事故では、車両に乗車していない限り、歩行者として扱われます。

そのため、ランナーも歩行者であることを前提として過失割合を考えます

ランナーに過失がつくかどうかは、交通事故があった場所の人混みや、走っていたスピードなど、個別具体的な事情を考慮して決めていきます。

ミスターリード

過失割合を決める際に、特に重要になることはなんでしょうか?

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

道路のどこを走っていたかですね。

歩行者は、車道と歩道等が区別されている道では、やむを得ない場合を除き、歩道等を通行する義務があります

歩道や白線の内側をランニングしていたのであれば、交通事故の基本的な過失は0%です。

いっぽう、車道と歩道等が区別されていない道の場合では、歩行者は右端を通行する義務があります。

車道と歩道等が区別されていない道で右端を走らず、道路の中央よりや左端を走っていたら、過失が大きくなることがあります。

夜のランニングは過失が大きくなりやすい?

ミスターリード

僕は夜に走ることが多いのですが、昼の事故と夜の事故で違いはありますか?

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

車道を走っていて交通事故にあった場合、昼と夜では夜の事故のほうが、歩行者の過失割合が大きくなる場合があります。

夜は自動車から見えづらくなる分、歩行者も注意を払う必要があるからです

ミスターリード

たしかに自動車から見えづらいこともありますよね。
僕は、自動車からわかりやすいように反射材のバンドを付けるようにしています。

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

反射材を身につけていると、たしかに自動車から確認はしやすくなります。

ただし、それによって過失が軽くなるかは、個別の判断が必要になりますね。

道路の真ん中など、危険な場所を走っていたのであれば、そのことが許されるわけではないですからね。

ミスターリード

あと、音楽を聴きながらランニングしている人も見かけます。
イヤホンをしていて事故にあった場合、過失が不利になったりするものなのでしょうか?

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

音楽を聴いていると、ほかの車両の音が聞こえにくくなります。

音楽を聴いていたから交通事故を回避できなかった、といった事情がある場合は、ランナーの過失が通常よりも重くなる可能性があります。

事故のケガでマラソン大会に出られなくなったら

ミスターリード

ランニングをしている人の中には、マラソン大会に出場することを目標にしている市民ランナーの方々もいます。
もし、事故でケガをして、マラソン大会に出られなくなったら、何か補償を受けることはできますか?

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

大会への出場をキャンセルせざるを得ないようなケガをした場合は、キャンセル料を請求できる可能性があります

ミスターリード

後遺症が残って以前のように走れなくなった場合はどうでしょうか?

弁護士法人ステラ張谷俊一郎弁護士

ランニングができなくなったことで、別途請求できるわけではありませんが、後遺障害の慰謝料や逸失利益を請求できる可能性があります。

ミスターリード

ありがとうございました。
車通りの多い場所を走っている人もいると思いますので、ランナーの皆さん、事故には十分気をつけてくださいね。
自分のランニングコースはどう走るのが安全か、どこで自動車に気をつけなければいけないか、再確認してみましょう。

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