自宅や日常生活でできることは?
むち打ちなどのケガで整骨院に通院する際は、施術をしてもらうだけでなく、ケガを治すためのさまざまなアドバイスをもらうことができます。
その際によく話に上がるのが「ケガを治すために自宅や日常でできること」について。
- 自宅でのケアはどうすればいい?
- 食事で気をつけることは?
- 就寝時に痛みがある時はどうすればいい?
この3点について、交通事故被害者を多数施述しているふじの整骨院の藤野好正先生に教えていただきました。
整骨院で指示されたこと以外を自己流でやるのはキケン
ふじの整骨院、藤野好正先生:「整骨院や接骨院での施術に専念してもらい、自宅では安静にしているのが一番です」
ケガの治療中は、「早く治したい」、「これをすればもっと良くなるかも」と考えるもの。
病院での治療、整骨院での施術以外に自分でいろいろとやってしまいがちです。
しかし、整形外科や整骨院で指示されたこと以外を行うのはキケンだそうです。
自己流は、やり方が間違っていることも多く、ストレッチなど体に良さそうなことであっても、逆に体が悪くなったり、体のバランスが崩れたりすることもあるそうです。
ジムやプールなどの運動、マッサージ機の利用なども同様です。
整形外科や整骨院で指示を受け、正しいやり方を教わった場合以外はやらないほうがいいでしょう。
「早く治すために何かやったほうがいいかな」という気持ちは胸に閉まい、自宅にいる時間は体を休めることに専念しましょう。
ここが大切!
自己流でやったことで体のバランスが崩れてしまうと、施術にも影響が出て、ケガの回復が遅くなってしまう恐れもあります。
大切なのは整骨院や接骨院での施術を信頼すること。
ケガのことはお任せするぐらいの気持ちでいましょう。
栄養と食事は休養と同じくらい大事。でも食べ過ぎはNG
ふじの整骨院、藤野好正先生:「整骨院に通院しているときは、食べ物は腹八分を心掛けるようにお願いしています。食べすぎて胃に負担をかけると、胃に血液が回ります。するとケガの幹部がおろそかになってしまいやすいです」

栄養をしっかりと摂ることは、ケガを治すのにとても大事。
しかし、たくさん食べるのが必ずしも良いことではないようです。
消化の良い食事を心掛けるようにしましょう。
また、お酒が好きな人もいると思いますが、整骨院に通院している間は控えるようにしましょう。
ケガが良くなってきた頃は油断大敵。
「治ってきたし、いいかな」とお酒を飲んでしまうと、結果的に治療期間が長引いてしまう可能性もあります。
施術を受けながら、食事のことも相談してみましょう。
むち打ちで首が痛く眠れないときは…
ふじの整骨院、藤野好正先生:「痛みが強い場合は、ソファーなどに寄りかかって座った状態で寝ることを伝えています」
むち打ちの初期段階では、交通事故による興奮状態が続いていたり、首の痛みが強かったりしてなかなか眠れないことがあります。
もし、首の痛みが原因の場合、仰向けの状態で寝るよりも、ある程度楽になるまでは座った状態で後ろに布団をおくなどして、首に負担をかけないように寝るほうが良いそうです。
仰向けで寝ている体制を思い出してみるとわかりますが、首は反るような状態になっています。
この状態を続けると、首が圧迫されて痛みが増すことや、骨の変形が進みやすくなる可能性があるようです。
ここが大切!
痛みが強くて眠れないときは、整形外科で鎮痛剤を処方してもらいましょう。
痛み止めなどの投薬は、整骨院ではなく病院で受けられる治療です。
整骨院、病院それぞれでどのようなことをしてもらえるのか理解したうえで、正しい通院を継続することが大事ですよ。
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取材協力
ふじの整骨院
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