ミスターリードのおすすめ3ヶ条
- 示談交渉までやる整骨院はさける
- 整骨院が交通事故の示談交渉までやると違法行為の可能性があります
- 「治療費の自己負担なし」と言われたら要注意
- 人によっては施術費用を自己負担することがあります
- 整形外科との併用をすすめてくる整骨院は◎
- 整形外科と整骨院を併用することで示談交渉がスムーズになります
整骨院の選び方や通院で
よくある質問
交通事故の整骨院・接骨院選びで困っている方から、よくある質問をまとめました。
むち打ちのなどの治療で整骨院に通院する前に、確認しましょう。
交通事故で整骨院に通うときは、示談交渉までやってくれる整骨院を選ぶべき?
A. いいえ。示談交渉は弁護士にお願いしましょう。
交通事故の示談交渉まで代行してくれる整骨院のほうが安心だと思う方がいますが、そうではありません。
整骨院は施術に対しての専門知識はあっても、法律の専門家ではありません。交通事故の示談交渉には法律の知識が不可欠なため、弁護士が適任です。
また、整骨院から示談交渉を代行することに対して金銭を要求されたら、「非弁」という違法行為です。示談交渉を代行してくてる整骨院は選ばないようにしましょう。
整骨院の通院費用は自己負担しないで済むって本当?
A. 場合によります。施術費用を負担することも。
整骨院の施術費用を自己負担しないためには、整形外科などの医師の許可をもらってから整骨院に通いましょう。そうすることで、整骨院の費用も「治療費」として相手の保険会社に請求することができます。
また、相手が任意保険に未加入の場合には、自賠制保険の上限金額である120万円までしか支払われません。この金額は、その他の治療費や慰謝料なども含めた金額のため、上限を超えたら最悪の場合は、自己負担することになります。
「絶対に自己負担しなくて済む」と言ってくる整骨院は、あまり信用しないほうがいいかもしれません。
整骨院だけの通院でいいの?整形外科も通うべき?
A. もちろんです。整形外科に通院したうえで整骨院に行きましょう。
交通事故で整骨院に通う際は、整形外科にプラスして通院するようにしましょう。
むち打ちで示談交渉を進める上で必ず必要になってくるのが「診断書」です。診断書は整形外科などの医師しか書くことができず、整骨院の施術者は医師ではないため書くことができません。
後遺症が残った場合に必要になってくる「後遺障害診断書」も医師しか書くことができず、適切な診断書を作成してもらうためには、整形外科への継続的な通院が必要です。最低でも月1回は通院しましょう。
また、整形外科と整骨院を同時通院することは問題ありません。その際は、病院の医師や相手の保険会社にも連絡するようにしましょう。
もし後遺症が残ったら、どうすればいいの?
A. 後遺障害の認定手続きをしましょう。そのためには…
症状固定(医師がこれ以上、症状が改善しないと認めた場合のこと)になったら、「後遺障害の認定」を受けましょう。
むち打ちで認定される可能性がある後遺障害等級は14級と12級です。この認定を受ければ、加害者に請求する慰謝料などの項目が増えて、賠償金全体を増額することができます。
後遺障害の認定を受けるためには、所定の手続きをする必要があります。ただし、むち打ちは、自覚症状のみだと認定を受けにくく、MRIなどの画像所見がないと認定を受けるのが難しいのが現状です。症状固定になったら、なるべく早く弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
示談の悩みは、弁護士、整骨院、だれに相談すべき?
A. 弁護士です。
具体的な示談金額や補償内容については法律の知識が必要なため、整骨院ではなく弁護士に相談するほうが確実です。
交通事故の慰謝料や示談金は、一人ひとりまったく違うものです。あなたの場合ではどうなるのか、交通事故に精通した弁護士に聞くほうが近道です。ミスターリードの交通事故診断から相談できる弁護士は、むち打ちの治療中から相談できます。
交通事故の治療で整骨院にだけ通院すると、示談交渉で損をすることがあります。
示談交渉で適正な慰謝料や治療費を受け取るための3つのポイントをまとめました。
医師の許可をもらってから
整骨院を選びましょう
整骨院の施術費用が、必ず相手の保険で補償されるとは限りません。
病院でかかった「治療費」は保険会社に請求することができますが、それ以外の費用は「ケガの治療で必要かつ妥当な費用」のみが請求可能とされています。
整骨院や接骨院は病院ではないため、通院でかかった費用は「治療費」ではありません。整骨院での施術費用は、ケガの症状を回復させるために「必要かつ妥当な費用」として医師に認めてもらわないと、費用を保険会社に請求できないので注意しましょう。
最後まで
整形外科の通院をやめない
整骨院に通い出すと、整形外科への通院をやめてしまう人がいますが、これはNGです。
後遺症が残った際に行う手続きで必要になる「後遺障害診断書」を書けるのは病院の医師だけです。途中で整形外科への通院をやめてしまうと、後遺障害診断書を書いてもらえなかったり、適切な内容が書けない恐れがあります。後遺障害に認定されなければ、後遺症に対する補償は受け取れません。
完治するか症状が固定するまでは、最低でも月1回は整形外科への通院を続けましょう。
むち打ちだからこそ、
弁護士に相談しよう
むち打ちの被害者の方は、「弁護士に頼むほどではない」と思ってしまう方が多いようですが、そんなことはありません!
例えば、むち打ちは、他のケガに比べて後遺障害の認定を受けるのが難しいと言われています。適切な後遺障害の等級を受けるためには、弁護士に相談するほうが近道です。
特に弁護士費用特約がある方は、まずは弁護士に相談してみましょう。
実録!交通事故で
整骨院・整形外科に通った人の
生活スケジュール
交通事故のむち打ちで整骨院や整形外科に通った人の、1週間の生活スケジュール例です。
通院頻度や生活で苦労したこと、弁護士に示談交渉を依頼して良かったことをご紹介します。
原付バイクで停止中に、
後ろから自動車に追突されて、むち打ちに。
派遣社員(製造業)・31歳男性

月 | 日中 整形外科通院 21:00 出勤 翌 5:00 退勤 |
---|---|
火 | 日中 整骨院通院 21:00 出勤 翌 5:00 退勤 |
水 | 日中 整骨院通院 21:00 出勤 翌 5:00 退勤 |
木 | 日中 整骨院通院 21:00 出勤 翌 5:00 退勤 |
金 | 日中 整骨院通院 21:00 出勤 翌 5:00 退勤 |
土 | 休み 整骨院通院 |
日 | 日中 整骨院通院 21:00 出勤 翌 5:00 退勤 |
腰椎捻挫や打撲などの治療のため、整形外科と整骨院を同時通院してあわせて120日以上は通院しました。
夜勤の工場勤務なので、日中に通院して夜は仕事をして、という感じです。痛みが酷かった時期は、週7日通院していました。重労働なので作業をするたびに痛くて辛かったのですが、シフトを代われる人も見つからないので、我慢して勤務していました。
また、加害者が示談交渉を拒否していたので、バイクの任意保険の弁護士費用特約を使って弁護士に示談交渉を依頼しました。
弁護士に依頼してからは、自分は治療と仕事に専念することができました。
- ミスターリードの
かんたん解説 - 痛みやしびれなどの症状があるのに無理して仕事を続けると、「適切な治療を行っていない」「働けるなら治療の必要はない」などと相手の保険会社から言われてしまう可能性があります。
仕事を休んだ分の収入は「休業損害」として請求可能なので、できるだけ治療に専念しましょう。
自動車を運転中に、
対向右折車に衝突されて、むち打ちに。
会社員・30歳女性・5歳女児の母

月 | 9:00 出勤 18:30 娘のお迎え 19:00 整形外科通院 |
---|---|
火 | 欠勤 18:30 娘のお迎え |
水 | 9:00 出勤 18:30 娘のお迎え |
木 | 9:00 出勤 18:30 娘のお迎え |
金 | 9:00 出勤 18:30 娘のお迎え 19:00 整形外科通院 |
土 | 休み 11:00 整形外科通院 |
日 | 休み 自宅療養 |
むち打ちのせいで、今までなかった肩こりや吐き気・頭痛に悩まされていました。
3人家族で娘はまだ小さく、私の身体が痛くても理解できないので育児は休めない状態。娘と一緒に通院していたので、それも大変でした。
はじめは加害者の保険会社とのやり取りは自分でやっていましたが、治療・育児・仕事だけでもういっぱいいっぱいで。
弁護士費用特約が付いているのはわかっていたのですが、むち打ちで弁護士に依頼するのは大げさだと思っていました。
でも、もう無理だと感じて弁護士に依頼しました。示談交渉の悩みから開放されるだけでなく、適切な治療頻度もアドバイスしてもらい、助かりました!
- ミスターリードの
かんたん解説 - むち打ちは後遺障害の認定手続きが難しいと言われています。むち打ちだからこそ、遠慮せずに弁護士に相談しましょう。
なぜ、整骨院が交通事故のケガに効果的なのか、整骨院の施術はどのようなことを行うのか、
現役の柔道整復師さんに教えてもらいました。
交通事故コラム
交通事故の整骨院選びに役立つコラムをまとめています。
整骨院に通院する前に、ぜひチェックしてくださいね。