PTSD(心的外傷後ストレス障害)について

PTSDとは?

不安感やうつ状態、フラッシュバックなどの症状が表れることをPTSDといい、交通事故で衝撃的な体験をし、精神的ショックを受けたことでPTSDを発症する場合があります。

しかし、PTSDと交通事故との因果関係を証明することは容易ではなく、治療費や慰謝料の支払い、後遺障害等級を認めてもらうには、弁護士などの専門家による適切な対応が求められます。

PTSDはどのような症状?

交通事故によるPTSDの症状は、主に以下のようなものです。

  1. 交通事故での体験やその恐怖が不意によみがえる(フラッシュバック)
  2. 交通事故に関係した物事を思い出せなくなったり、喜怒哀楽の感情が持てなくなる
  3. 精神的な緊張状態が続き、睡眠障害などが起こる
  4. 何事にもやる気がなくなり、うつ状態が続く

PTSDの治療方法は?

上記のようなPTSDの症状が表れたら、すぐに精神科などの専門医を受診しましょう。

精神科への通院に抵抗を感じる人は、一度心理カウンセラーのカウンセリングを受ける方法もあります。

PTSDは外傷とは違い、形の見えない病気です。

しかし、そのままにせず、カウンセリングや投薬などの治療を早く受けることが大事です。

PTSDで後遺障害等級の認定を受けるには

交通事故によるPTSDで後遺症が残った場合、後遺障害等級が認定される可能性があります。

ただし、PTSD自体で後遺障害等級は設けられていません。

「非器質性精神障害」という精神の障害と認められることで、下記の3つの後遺障害等級が認定される可能性があります。

PTSDで認定される可能性がある後遺障害等級

後遺障害等級 詳細
第9級10号 通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため、就労可能な職種が相当な程度に制限されるもの
第12級13号 通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため、多少の障害を残すもの
第14級9号 通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため、軽微な障害を残すもの

ただし、交通事故のPTSDで後遺障害等級の認定を受けるのは簡単ではありません。

PTSDの症状である①〜④に加え、死に直面するほどの重症を負った、または同乗者などの死に直面したという前提が必要です。

また、適切な治療を行い、症状が回復するかどうかの判断がきちんと行われているかが重要なポイントとなります。

主観的な心の状態を、客観的に証明していくのは容易なことではありません。

そのため、後遺障害等級の申請は、事前認定で保険会社に任せるよりも、被害者請求で弁護士のサポートを受けながら行ったほうがいいでしょう。

治療費や慰謝料は保険会社に請求できる?

PTSDでは、慰謝料や逸失利益の支払いを保険会社が認めないことがあります。

後遺障害等級が認定されていても、支払いを認めようとしないこともあるようです。

PTSDでの慰謝料請求が難しい理由は、交通事故とPTSDの因果関係を証明することが難しいためです。

交通事故で足を骨折した場合骨折と事故の因果関係の説明はしやすいですが、それに比べるとPTSDを説明するのはどうしても難しくなってしまいます。

同じような交通事故でPTSDを発症する人もいれば発症しない人もいるのでなおさらです。

そのため、交通事故が原因でPTSDになったと示談交渉で証明するのは簡単ではなく、裁判を行ってもケースバイケースになってしまうようです。

ここに注目!

車や道路を見ると事故にあった時のことを思い出しドキドキする、または車に乗るのも怖くなったなど、事故によって日常生活に支障をきたすことがある場合、後遺障害として認められる可能性があります。

PTSDの苦しみは目に見えないものなので、どのように算定するかがとても難しく、自己申告だけではなかなか認められません。

しかし、泣き寝入りする必要はありません。信頼できる弁護士と出会い、粘り強く準備や交渉を行いましょう。

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