外貌醜状について(顔に傷がついたなど)

外貌醜状とは?
外貌醜状とは、交通事故によって頭や顔、首など日常的に露出する部位に人目につく程度以上のケガや傷を負い、傷跡として残ってしまったことをいいます。
顔に傷を負ってしまった精神的苦痛や、今後の仕事への影響も考えられるため、後遺障害として等級の申請をすることができます。

後遺障害に該当する範囲

「人目につく」と言っても、その程度は人それぞれです。
ただ、後遺障害の認定には各部位で一定の基準があり、その基準に該当するか否かで判断されてしまいます。

例えば、「頭部の手の平大以上のはん痕」「顔面部の鶏卵大以上のはん痕」「顔面部の長さ5cm以上の線状痕」などです。
後遺障害の認定を受けてはじめて後遺障害慰謝料を請求できます。

逸失利益はゼロではない!

後遺障害の等級が認定されても、逸失利益は認められない(0円)と加害者側の保険会社から主張されることが多々あります。外貌醜状は表面的なもので、その後の労働には影響しないという考えがあるからです。

しかし、本当にそうでしょうか?職業によっては、失業しかねないこともあります。過去の裁判例でも、容姿が重要視される職業の方の逸失利益が認められた場合があるので、鵜呑みにしてはいけません。

ただし、眉毛、頭髪で隠れる部位に生じた醜状痕、化粧によって見た目を緩和することができる醜状痕などについては、後遺障害として認められにくいことがあります。

もとに戻すための治療費は!?

残った傷跡を消すための手術を行う場合は「形成外科」を受診します。被害者からすれば、人目につく傷跡こそ消したいと思うでしょう。

しかし、加害者の保険会社はそうではありません。「人目について醜いと思うのは人それぞれ」などという理由で、形成外科の治療費は拒まれることが多くあります。

また、手術によって傷跡が改善されたなら、後遺障害には非該当となる可能性もあります。

手術して治療費を請求する方がいいのか、そのままにして後遺障害の認定を受ける方がいいのか、わからない場合は弁護士に相談しましょう。

ここに注目!

外貌醜状の後遺障害認定には、各部位で一定に基準があります。判断基準がとても細かいので、詳しくは弁護士に相談しましょう。

また、役者やモデル、接客業の方など、容姿が重要視され外貌醜状が大きく影響する場合は、より多く慰謝料を請求できることがあります。

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