「あなたにも過失があるので、賠償金の確定後に過失相殺します」と保険会社に言われました。過失相殺とはどういうことですか?
過失相殺は、賠償金額から過失の分だけ金額を差し引くものです。
事故被害者に過失がある場合に行われ、過失割合が10:90なら10%、20:80なら20%が差し引かれます。
たとえば、賠償金が200万円で過失割合が30対70の場合、200万円の30%は、60万円ですので、過失相殺により200万円-60万円=140万円となり、140万円の賠償金を受け取ることになります。
このように過失相殺により、受け取る賠償金額が大きく変わるケースもありますので、示談をする前に提示された過失割合が適切か、慎重に判断するようにしましょう。