交通事故コラム

後遺障害9級が認定される後遺症や症状。慰謝料の金額は?

「高次脳機能障害」や脊髄損傷による「単麻痺」、指の欠損障害など、「後遺障害9級」が認定される「後遺症」は、日常生活に大きな支障をきたします。
「後遺障害等級」の認定を受けた後は、認定された等級で正しいのか確認すること、等級に見合った慰謝料を受け取ることがとても大切です。
ここでは、後遺障害9級が認定される可能性のある後遺症や慰謝料の相場、増額事例をご紹介します。

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「後遺障害」について、まず知りたい方は

交通事故のケガによる「後遺症」や「後遺障害等級」の申請手続きについてを知りたい方は、まずは下記のページをご覧ください。

「後遺障害等級」について知ることで、このコラムでご説明している「後遺障害等級」や賠償金について、より理解することができますよ。

後遺障害(後遺症)の申請方法と適切なポイント

「後遺障害9級」はどのような後遺症で認定される?

まずは、どのような「後遺症」が残った場合に「後遺障害9級」が認定されるのかご説明します。

「後遺障害9級」の症状としては、次のようなケースが挙げられます。

  • 「高次脳機能障害」により、日常生活や仕事に影響が出る場合
  • 脊髄を損傷し、軽度の「単麻痺」が残った場合
  • 顔に5センチ以上の線状痕が残った場合
  • 両目の視力が0.6以下または片目の視力が0.06以下になった場合
  • 片方の耳の聴力を失ったまたは両方の耳で通常の会話が聞こえなくなった場合
  • 片足の指を2本失ったまたは片足の指全てに運動障害が残った場合
  • 片手の親指または親指以外の2本の指を失った場合

この中で、高次脳機能障害脊髄損傷による単麻痺は、後遺障害の等級認定が難しいと言われています。

顔の傷跡(外貌醜状)や指の欠損障害は、目に見える後遺障害が残り、視力の低下も検査結果の数値でわかりますが、高次脳機能障害や単麻痺は、検査結果だけでは明確に判断ができないからです。

そのため、高次脳機能障害や単麻痺で後遺障害9級が認定されたとしても、9級があなたの症状に合った等級とは限りません。

弁護士など専門家に相談しながら、認定された後遺障害等級が正しいか判断をしていきましょう。

高次脳機能障害で認定される後遺障害等級

高次脳機能障害では、後遺障害1級、2級、3級、5級、7級、9級が認定される可能性があります。

9級は、高次脳機能障害で認定される後遺障害等級の中では一番低い等級です。

「神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの」と判断された場合に認定されます。

具体的には後遺障害が原因で就労可能な職種が限られたり、作業効率や長時間の勤務に影響があったりする場合などが当てはまります。

いっぽうで、高次脳機能障害だと認められず、後遺障害12級や14級が認定されることや、認定結果が非該当となることもあります。

脊髄損傷による麻痺で認定される後遺障害等級

脊髄損傷による麻痺では、後遺障害1級、2級、3級、5級、7級、9級、12級が認定される可能性があります。

単麻痺では、症状の程度に応じて後遺障害5〜9級が認定され、9級は軽度の単麻痺が残った場合に認定される可能性があります。

中等度なら7級重度なら5級です。

麻痺の程度は検査の結果や後遺症の状態で判断されます。

後遺障害9級が認定された時の慰謝料の相場は?

後遺障害等級の認定を受けると、後遺障害慰謝料と逸失利益を請求できるようになり、その金額は等級で変わります。

後遺障害9級が認定された場合の後遺障害慰謝料を、任意保険基準、裁判基準、示談交渉をした場合の相場でご紹介します。

後遺障害慰謝料の金額

任意保険基準(推定) 裁判基準 示談交渉をした場合の慰謝料の相場
ミスターリード算出
後遺障害9級 300万円 690万円 550万円

任意保険基準の300万円でも大きな金額ですが、裁判基準はその倍以上となる690万円。

任意保険基準と相場金額にも250万円の金額差があります。

任意保険から提示された慰謝料で示談をすると、受け取る慰謝料で大きく損をすることになるかもしれません。

「外貌醜状」で「後遺障害9級」を獲得した増額事例

弁護士の介入によって「後遺障害9級」を獲得し、賠償金が大きくアップした増額事例をご紹介します。

交通事故の詳細

被害者 6歳小学生
事故発生状況 歩行中に車と衝突
ケガ 鼻骨骨折、くも膜下出血、肋骨骨折など
保険会社の提示金額 100万円
示談金額 2034万円
より詳しくはこちら https://mr-lead.com/case/1/

このケースでは、小学生の男の子が交通事故で緊急搬送され、顔面に大きな傷跡が残ってしまいました。しかし、保険会社から提示された賠償金はわずか100万円。

納得のいかなかったご両親が弁護士に依頼し、弁護士が「外貌醜状」で「後遺障害9級」の認定を獲得。その後の示談交渉でも妥当な賠償金を勝ち取ることができ、賠償金額は100万円から2000万円以上となりました。

弁護士に相談しなければ、「後遺障害等級」の認定を受けず、低額の賠償金で示談をしてしまうところでした。「後遺障害等級」の大切さを実感する増額事例と言えます。

外貌醜状について詳しく知りたい人は、「交通事故で顔に消えない傷跡が!外貌醜状で慰謝料や後遺障害はもらえる?」をご覧ください。

Mr.リードからあなたへ

後遺障害慰謝料は任意保険基準と相場で大きな金額差があり、他の項目も合わせて示談交渉をすることで、賠償金の合計額が数百万円変わることも珍しくありません。

後遺障害等級や慰謝料請求で疑問に思ったことは、弁護士など交通事故に詳しい専門家に聞いてみましょう。

一つの判断で結果が大きく変わる可能性があります。

自分の症状は後遺障害9級が適切なのか、慰謝料はいくらもらえるのか、専門家に相談しながら進めていってくださいね。

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