交通事故コラム

むち打ちで後遺症が残ったら…。「後遺障害等級」「裁判基準」が大事!

交通事故による後遺症で最も多いのが「むち打ち」。痛みやしびれは、その後の生活や仕事にも影響を与えますので、後遺障害等級を獲得し、裁判基準の「慰謝料」や「逸失利益」を勝ち取ることが大切です。

そこで、むち打ちについてと、裁判基準の賠償金を勝ち取るポイントを解説します。

むち打ちの後遺症は、首の痛みやしびれだけじゃない

 むち打ちは、医師には「頸椎捻挫」などと診断されます。頸椎は首まわりを指しますが、むち打ちの後遺症は、首の痛みやしびれだけでなく、さまざまな症状があります。

また、交通事故から日にちが経ってからむち打ちの症状が出る場合もあります。
下記にむち打ちによる後遺症をリストアップしました。

「むち打ち」による「後遺症」の一例

  1. 首(頸部)の痛みやしびれ
  2. 頭部の痛みやしびれ
  3. 腕など、上肢のしびれ
  4. めまい
  5. 吐き気や嘔吐
  6. 耳鳴りや難聴
  7. 自律神経症状

むち打ちで「後遺障害等級」を獲得するには?

むち打ちで後遺障害等級の認定を受けるために必要な3つのポイントをご紹介します。

1. 自覚症状を医師に伝え続ける

症状固定まで病院などに通い、症状固定後も後遺症が残っていることを証明することが大切です。通院の度に自覚症状を伝え、症状の一貫性を示せるようにしましょう。

なお後遺障害等級の認定には、一般的に期間は6ヶ月、回数は100日程度の通院が必要と言われています。

2. 「レントゲン」や「MRI」検査を忘れずに受ける

レントゲンやMRIの検査結果も後遺障害等級の獲得には必要です。特に、MRIの検査結果で、脊髄や神経の圧迫を証明することができれば、後遺障害等級の申請で有利な資料となります。

症状によっては、ジャクソンテスト、スパークリングテストなどのその他の検査が必要な場合もあります。医師や弁護士に相談しながら、必要な検査を忘れずに受けましょう。

3. 「後遺障害診断書」をしっかりと書いてもらいましょう

後遺障害診断書とは、後遺障害等級を申請する際に医師が書く書類です。

むち打ちでは、この後遺障害診断書の内容が後遺障害等級の認定に大きな影響を与えると言われています。交通事故後から「症状固定」までの自覚症状や検査結果を詳細に書いてもらいましょう。

「慰謝料」や「逸失利益」は保険会社の提示に納得してはダメ!

後遺障害等級が認定されると、保険会社から後遺障害に対する賠償金として、「慰謝料」や「逸失利益」が提示されます。

しかし、提示されるのは、「自賠責基準」や「任意保険基準」の金額。妥当な金額と言われている「裁判基準」と比較すると低額です

むち打ちで認定される後遺障害等級として代表的な14級と12級の慰謝料の金額を比較してみましょう。

「むち打ち」で「後遺障害等級」を獲得した場合の慰謝料

自賠責基準 任意保険基準 裁判基準
第14級 32万円 非公表 110万円
第12級 93万円 非公表 290万円

「任意保険基準」の金額は非公表ですが、「自賠責基準」での提示や、少し上回る程度の金額であることが多いです。

「逸失利益」の場合は、交通事故被害者の収入や仕事への影響によって、一人ひとり金額が変わります。

しかし、保険会社は「自賠責基準」で決められている「慰謝料」と「逸失利益」を含めた基準額(14級の場合は75万円)で提示するケースがあります。

この金額は「後遺障害」を踏まえた妥当な賠償金とは言えません。提示金額で納得せず、増額交渉をすることが大切です。

Mr.リードからあなたへ

むち打ちでは、治療中から後遺障害等級を獲得する準備を欠かさずに行い、その後、裁判基準の支払いを勝ち取るために保険会社と増額交渉をすることがポイントです。

納得のいく結果を勝ち取るためには、弁護士に相談してみるのがオススメです。

まずは、診断する