交通事故コラム

むち打ちが嘘と疑われたら。保険会社に首の痛みを証明する方法とNG行動

「本当に首痛いの?」、「もう治ってませんか?」。交通事故でむち打ちのケガをした被害者を悩ませるのが、保険会社から言われるこのような言葉。本当に痛みがあるのに、「むち打ちだと嘘をついている」と疑われることがあります。嘘だと怪しまれた際にむち打ちを証明する方法や、やっちゃいけないNG行動をご紹介します。

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保険会社がむち打ちを嘘と言う5つの理由

加害者の保険会社が被害者のむち打ちを疑うような発言をするのは珍しいことではありません。

ではなぜ、保険会社はむち打ちを疑ってくるのでしょうか?

理由として、次の5つが挙げられます。

1.むち打ちの医学的な証拠が自覚症状以外には示せない

まず挙げられる理由は医学的な証拠がないことです。

むち打ちにおける医学的証拠とは、検査結果でわかる他覚症状のことです。

しかし、むち打ちの多くは他覚症状が確認できず、自覚症状しかありません。

そのため、保険会社は自覚症状以外の医学的な証拠から証明できていないことを理由に、「被害者が嘘をついて痛いと言っているんじゃないか」と疑うようになるわけです。

2.事故から時間が経ってから痛みが出ているから

むち打ちの場合、交通事故直後はなんともなかったのに、時間が経ってから首の痛みなどが出てくることがあります。

後から痛みが出るケースは珍しくありませんが、「事故当時は平気そうだったのにおかしい」、「痛みが出たふりをしているんじゃないの?」と嘘を疑われることがあります。

保険会社にしてみれば「後からむち打ちを主張されると慰謝料の支払いが増えて困る」という考えがあるのかもしれません。

3.軽い追突事故でむち打ちになるのはおかしい

むち打ちは、衝撃の程度に関わらず発症する可能性があります。

ちょっとした追突事故でも痛みが出ることがあるのですが、保険会社は「この程度の事故でむち打ちになるのはおかしい」と主張してくることがあります。

4.早く治療費の支払いを打ち切りたい

事故被害者の治療期間が長いほど、保険会社が支払う治療費や慰謝料の金額は増えていきます。

保険会社としては、早く治療が終了すればその分支出が減ります。

「もう治っているんじゃないの?」などと言ってくるのは、治療費の支払いを終了させて支出を減らしたいと思っているからです。

保険会社が治療の打ち切りを言う時期の目安として、「DMK136」(打撲、むち打ち、骨折)という言葉があり、むち打ちは事故から3ヶ月が過ぎると治療の打ち切りを言われる可能性があります。

5.本当に嘘をつく人も中にはいるから

ごく一部、本当に嘘をついている被害者がいることも影響していると考えられます。

すでに治っているのに「まだ首が痛い」と通院を続け、少しでも多く慰謝料をもらおうとしている人もいるかもしれません。

嘘をつかせないために保険会社は「もう痛くないでしょ」と追求しているのかもしれません。

本当にむち打ちだと証明する方法

むち打ちが嘘だと疑われないためには、本当にむち打ちで首が痛いことを証明するのが一番です。

むち打ちだと証明する方法は主に次の3つがあります。

1.整形外科に通院し、診断書を作ってもらう

医師の診察を受け、症状を正確に伝えて診断書を作成してもらってください。

痛みの有無にかかわらず、事故直後に病院に行くのが望ましいです。

後から痛みが出た場合は様子を見たりせず、早く病院に行きましょう。

また、この時に通院するのは整骨院ではなく整形外科です。

整形外科でないと診断書を作成することができないからです。

2.病院で画像検査、神経学検査を受ける

検査結果でむち打ちだと証明しましょう。

MRIやCTなどの画像検査で他覚症状があることを証明できれば一番です。

ただし、他覚症状を証明できるケースは限られますので、ジャクソンテストやスパーリングテストなど、自覚症状を確認する神経学の検査を受けるようにしましょう。

ジャクソンテスト、スパーリングテストは「スパーリングテストとジャクソンテスト。むち打ちの後遺障害で重要な2つの理由」で詳しくご説明しています。

3.通院と医師への報告を続ける

整形外科や整骨院で言われた通院頻度を守らず、首の痛みが強くなった時にだけ通院することを繰り返すと、保険会社にもう治っていると思われかねません。

また、自覚症状の伝え方がころころ変わることでも「嘘をついている」と怪しまれてしまいます。

大切なのは、定期的な通院を継続し、医師に自分が感じている症状を正確に伝え続けることです。

むち打ちの治療中にやってはいけない3つのこと

むち打ちの治療中や、保険会社に「もう治っているんじゃない」などと言われた際にやっていけないことをご案内します。

1.必要以上に通院(過剰診察)をしない

過剰診察とは、ケガの程度で必要と考えられる以上に病院へ通院することです。

本当にむち打ちで首が痛くても、病院で言われた以上の頻度で通院をしている、治療の効果がなくなったことを認めず通院を続けているなどをしていると、保険会社から過剰診察だとみなされ、過剰診察分の治療費が自己負担となる可能性があります。

2.本当は痛くないのに通院をする

当然ですが、本当は痛みがない、もしくはケガが治ったのに通院を続けてはいけません。

保険会社は何名ものむち打ち被害者を見てきていますので、嘘をついていたらバレる可能性があります。

嘘がわかると、その後の慰謝料請求不利になる可能性がありますので、絶対にをつかないようにしましょう。

3.安易に保険会社に従ってしまう

むち打ちの症状があるなら、「嘘をついている」、「もう症状固定だ」と言われても、その言葉を受け入れてはいけません。

ケガの治療をきちんと受けられなくなり、後遺障害が残っているのに、等級認定を受けられないことになってしまいかねません。

そして受け取る慰謝料にも影響するおそれがあります。

保険会社とのやりとりが嫌だったり、どう返答すれば良いかわからなかったりしたときは、弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

交通事故診断を行うと、おすすめ専門家のご提案を受けることができます。

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Mr.リードからあなたへ

むち打ちの辛い痛みやしびれ。保険会社に理解してもらえず、「嘘をついている」と言われるのは本当に心外なことです。

しっかりと通院し、自覚症状を医師に正確に伝えたり検査を受けたりして、むち打ちが嘘ではないと証明していきましょう。

適切な対応を続けることが、後遺障害の等級認定や慰謝料請求にも繋がりますよ。

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