交通事故コラム

自転車でも大事故のおそれ。自転車事故のリスクと慰謝料

交通事故の加害者になるのは、車やバイクを運転する人だけとは限りません。
自転車同士や、自転車と歩行者による交通事故では、自転車に乗っていた人が加害者となり、慰謝料などの高額の賠償金を支払うことになる可能性があります。日頃、自転車に乗る方は、ここでご説明することをぜひ覚えておいてください。

自転車は軽車両。道路交通法で処分される対象です!

実は「道路交通法」では、自転車は「軽車両」の一種で、車と同じように違反運転や交通事故を起こした場合は処分されます。しかも、2015年に「道路交通法」が改正され、自転車に関する取り締まりが厳罰化されました。

信号無視などの交通ルールの違反はもちろん、酒酔い運転整備不良(ブレーキがないなど)も取り締まりの対象で、違反行為を3年間で2回以上摘発された場合は安全講習を受ける義務があります。しかも、この安全講習を無視すると、5万円以下の罰金刑が科せられてしまうのです。

自転車の交通事故で約1億円の賠償金を支払ったケースも

自転車に関する取り締まりが厳罰化された背景には、自転車による悲惨な交通事故が発生している事実があります。自転車が起こした交通事故で、加害者に高額賠償金の支払いが命じられたケースもあるのです。その一例をご紹介します。

  1. 小学生が起こした自転車事故で被害者が意識不明に 賠償金9521万円
  2. 信号無視で起こした自転車事故で被害者が亡くなる 賠償金5438万円

このように、ちょっとした不注意で起こった自転車事故が被害者と加害者の人生を狂わせてしまうかもしれないのです。自転車でも大事故を起こしてしまうリスクがあることを、忘れないようにしましょう。

もしも、自転車で交通事故を起こしてしまったら

もしも自転車で交通事故を起こしてしまったら、事故直後からきちんとした対応をとりましょう。やるべきことは車の事故と変わりません。次の4つを覚えておいてください。

  1. 救急車を呼ぶなど、ケガをした被害者の救護
  2. 安全な場所に移動するなどして二次災害を防ぐ
  3. 警察に連絡をして指示に従って対応、手続きをする
  4. 被害者の連絡先など、交通事故の詳細を把握する

また、「自転車保険」や「個人賠償責任保険」といった自転車の保険に加入している場合は、保険会社への連絡も必ず行ってください。

子どもを自転車事故の加害者にさせないために

約1億円の賠償金の支払いが命じられた自転車事故の加害者は、まだ小学生でした。自転車は車と違い、乗るための免許や講習は必要なく、多くの子どもたちが自転車に乗っています。

子どもが危険な運転をし、交通事故を起こしてしまわないよう、安全な自転車運転やリスクを教えてあげるようにしましょう。もちろん、子どもの模範となるような、安全な自転車運転も心掛けてください。

Mr.リードからあなたへ

通勤、通学、買い物などで毎日のように自転車に乗る方は多いと思います。「自分は大丈夫」と思い込まず、常に安全運転を心掛けるようにしてください。

また、万が一の場合に備え、「自転車保険」や「個人賠償責任保険」に加入することを検討されてみてはいかがでしょうか?