交通事故コラム

交通違反の点数や反則金。事故のリスクが高いスピード違反、信号無視、スマホの使用

交通違反が原因で発生した交通事故は毎年多くあります。交通ルールを違反していた場合、違反者が事故の加害者、被害者に関係なく違反点数が付与されることになります。ここでは、スピード違反や信号無視など交通事故に繋がりやすい交通違反の点数や反則金などについて、事故の具体例を用いて解説していきます。

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信号無視、一時不停止…交通違反が事故の原因に

警察庁の発表によると、平成29年の交通違反取締り件数は650万件以上あったそうです。

その中でも、スピード違反が約150万件、一時不停止は約130万件、携帯電話等の使用は約90万件と多くなっています。

交通違反で切符を切られることを繰り返すと、免停や免許取り消しになりかねません。

ましてや、交通事故を起こしてしまうと、1度で免停、免許取り消しになる可能性もあります。

交通違反は重大な交通事故の原因にもなってしまいます。

平成29年の法令違反別の交通事故件数を確認すると、一時不停止による交通事故が1万7990件、信号無視は1万3590件ありました。

これらの交通事故に繋がる危険性がある交通違反をピックアップし、違反点数や反則金を整理していきましょう。

交通違反の青切符と赤切符の違いは?

交通違反すると、「切符をきられる」と言いますが、切符には青切符、赤切符、白切符があります。

その違いをご存知でしょうか?

青切符(交通反則切符)は、「反則行為」に対して違反点数が加算され、反則金を納付する必要がある切符です。

赤切符は(交通切符)は、青切符よりも重度の交通違反が該当し、「非反則行為」があったとして、違反点数の加算に加え、刑事処分で罰金刑が科されます。

罰金刑になると、前科が付いてしまいます。

白切符(点数切符)の場合、反則金はありません。

違反点数のみが加算される交通違反をしていた場合に交付されます。

スピード違反の点数と反則金。大幅な超過は赤切符に

スピード違反は交通事故を引き起こしかねない危険な行為です。

速度超過が大きいと、より大規模な事故にも繋がってしまう恐れがあります。

そのため、大幅なスピード違反は赤切符がきられ、一般道の場合は30km以上、高速道路の場合は40km以上の超過で赤切符となり、簡易裁判で罰金刑が科されます。

違反点数は、超過した速度、一般道路又は高速道路によって違反点数や反則金が異なります。

スピード違反の違反点数や反則金、罰金は次の通りです。

一般道路でのスピード違反の点数、反則金(普通車)

超過速度 違反点数 反則金(罰金)
15km未満 9,000円
15km以上〜20km未満 12,000円
20km以上〜25km未満 15,000円
25km以上〜30km未満 18,000円
30km以上〜50km未満 罰金(簡易裁判で決定)
50km以上〜 12 罰金(簡易裁判で決定)

高速道路でのスピード違反の点数、反則金(普通車)

超過速度 違反点数 反則金(罰金)
15km未満 9,000円
15km以上〜20km未満 12,000円
20km以上〜25km未満 15,000円
25km以上〜30km未満 18,000円
30km以上〜35km未満 25,000円
35km以上〜40km未満 35,000円
40km以上〜50km未満 罰金(簡易裁判で決定)
50km以上〜 12 罰金(簡易裁判で決定)
  • 反則金はともに普通車の場合です。大型車、二輪車、原付バイクなどで金額が異なります。

一時不停止・信号無視は、接触事故のリスク増

一時不停止や信号無視も取締り件数が多く、事故につながりやすい交通違反。

行けるかなと思ってやってしまった」が、取り返しのつかない交通事故を引き起こしかねません。

細い路地などでの一時停止無視は、歩行者、自転車などと衝突するリスクがあり、見通しの悪い路地は、より危険です。

大きな交差点などで信号無視をすると、青信号に変わって動き出した自動車や歩行者と衝突する危険があります。

赤信号での交差点侵入はもちろん、明らかに黄信号になってから交差点に侵入した場合も交通違反で検挙される可能性がありますので気をつけましょう。

一時不停止の点数、反則金

交通違反 違反点数 反則金(罰金)
指定場所一時不停止等 大型車9,000円
普通車7,000円
二輪車6,000円
小型特殊自動車5,000円
原付バイク5,000円

信号無視の点数、反則金

交通違反 違反点数 反則金(罰金)
信号無視(赤色等) 大型車12,000円
普通車9,000円
二輪車7,000円
小型特殊自動車6,000円
原付バイク6,000円
信号無視(点滅) 大型車9,000円
普通車7,000円
二輪車6,000円
小型特殊自動車5,000円
原付バイク5,000円

スマートフォン、携帯電話の使用。ながら運転は危険!

平成29年に携帯電話等の使用の検挙件数は約91万件

これはスピード違反や一時不停止に次いで多い件数です。

スマホを触りながらの運転は特に注意が必要。

平成29年に携帯電話使用等で起こった死亡事故は32件あり、うち24件が画面を見たことで発生した交通事故とのことです。

少し前にはスマホゲームをやりながら運転をしていたドライバーが死亡事故を起こし、大きなニュースになりました。

スマートフォンを操作しながら運転は、前方不注意になりやすく、信号待ちをしている自動車への追突事故などを起こし兼ねません。

通話やメッセージ、ゲーム、目的地の確認などでスマートフォンを使用するときは、安全な場所に停車させてから使いましょう。

電話に出るために、駐車や停車が禁止の場所に車を止めてしまうと、駐車禁止、駐停車禁止で切符をきられる可能性があります。

また、信号待ち中にスマホを使用することもあるかもしれませんが、赤信号でも取り締まりを受けることがあるようです。

青信号に気がつくのが遅れたり、途中で信号が変わり使用したまま発進することになったりしてしまいますので気をつけましょう。

最近では、Bluetoothやイヤホンマイクを用いてハンズフリーで通話をする人も増えています。

しかし、都道府県によってはイヤホンマイクを使用しながらの運転が禁止されています。

お住いの地域の交通ルールをあらかじめ確認しておきましょう。

携帯電話等の使用による点数、反則金

交通違反 違反点数 反則金(罰金)
携帯電話使用等(保持) 大型車7,000円
普通車6,000円
二輪車6,000円
小型特殊自動車5,000円
原付バイク5,000円
携帯電話使用等(交通の危険) 大型車12,000円
普通車9,000円
二輪車9,000円
小型特殊自動車6,000円
原付バイク6,000円
  • 携帯電話には、携帯電話、スマートフォンのほか、カーナビや携帯ゲーム機なども含まれます。

ウインカーの出し忘れは巻き込み事故の危険

交差点での巻き込み事故の原因になりやすいのが前方を走っていた自動車による左折合図の出し忘れや、ウインカーを出すタイミングの遅れです。

ウインカーが出ていないと、後方を走行するバイクなどは自動車の左折を予見できません。

ウインカーの出し忘れは、「合図不履行違反」に該当します。

車線変更の際の合図も同様です。

また、進路変更終了後もウインカーを出し続けている場合や、曲がらないのにウインカーを出す行為は「合図制限違反」になります。

合図の出し忘れ、消し忘れによる点数、反則金

交通違反 違反点数 反則金(罰金)
合図不履行違反 1 大型車7,000円
普通車6,000円
二輪車6,000円
小型特殊自動車5,000円
原付バイク5,000円
合図制限違反 1 大型車7,000円
普通車6,000円
二輪車6,000円
小型特殊自動車5,000円
原付バイク5,000円

Mr.リードからあなたへ

今回ご紹介した以外にも、ヘッドライトの無灯火、侵入禁止、追い越し禁止、進路変更禁止など、さまざまな交通ルールがあり、少しの油断で違反をすると切符をきられたり、事故を起こしたりすることにつながってしまいます。

事故を防ぐため、交通ルールを守って安全第一を常に心がけてくださいね。

なお、交通事故を起こした際の違反点数などについては「人身事故と物損事故の違反点数の仕組み。被害者でも違反点数がつく?」、交通違反と過失割合の関係については「交通違反と過失割合。信号無視やスピード違反で事故を起こしたら」でご説明しています。

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