交通事故コラム

骨折で受け取る入通院慰謝料と後遺障害慰謝料、金額のポイントは?

交通事故で骨折をすると、最低でも数ヶ月は日常生活に支障をきたします。入院や通院、手術、リハビリなどで不自由な思いをすることもたくさん。その辛い時間に対する補償として受け取ることができるのが慰謝料です。ここでは、骨折の入通院慰謝料と後遺障害慰謝料についてご説明します。

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骨折で受け取れる慰謝料は2種類!

交通事故被害で支払われる慰謝料は、主に2種類あります(交通死亡事故の慰謝料を除きます)。

入院や通院で受けた苦痛に対して支払われる「入通院慰謝料」と、後遺症が残り、後遺障害等級の認定を受けた場合に請求できる「後遺障害慰謝料」です。

では、骨折の場合、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料はどのような点がポイントになるのでしょうか?

順番に整理していきましょう。

骨折の入通院慰謝料は、治療期間と入院の有無で変わる!

入通院慰謝料の金額は、治療(入院や通院)にかかった日数によって金額が変わります。

骨折箇所や交通事故のシチュエーションが、入通院慰謝料の金額に直接関係はしません。

慰謝料の金額の左右するのは、あくまで治療期間です。

また、弁護士は過去の裁判の結果をもとにした「裁判基準」を参考に慰謝料を算出しますが、裁判基準の入通院慰謝料は入院の有無で基準額が異なります。

通院のみの場合に比べ、入院した場合のほうが慰謝料はやや高く設定されているのです。

骨折の場合、入院する場合も通院のみの場合もあり、慰謝料を算出する際に影響するケースは多いです。

裁判基準の入通院慰謝料と、示談交渉をした場合の慰謝料の相場をみていきましょう。

通院時の入通院慰謝料の一例

通院期間 裁判基準 示談交渉をした場合の相場
ミスターリード算出
1ヶ月 28万円 22.4万円
2ヶ月 52万円 41.6万円
3ヶ月 73万円 58.4万円

入院時の入通院慰謝料の一例

入院期間 裁判基準 示談交渉をした場合の相場
ミスターリード算出
1ヶ月 53万円 42.4万円
2ヶ月 101万円 80.8万円
3ヶ月 145万円 116万円
  • 1ヶ月は30日で計算し、端数は日割りで計算します。
  • 日数は、「総治療日数」と「実入通院日数✕3」を比較して少ない方を使います。
  • むち打ちなど軽傷の場合は、上記より低額になります。
  • 裁判基準の入通院慰謝料について詳しくは「慰謝料の相場」をご覧ください。

1つ目の表が通院、2つ目が入院時となります。

入院時の表が適用されるのは入院期間のみです。

退院後は通院時の表が適用されることになり、最終的にそれぞれの期間を考慮して慰謝料の金額を計算するケースが多いです。

わかりやすいように裁判基準の金額で例を挙げてみましょう。

たとえば、入院を1ヶ月し、その後3ヶ月通院で治療した場合、入通院慰謝料は下記のようになります。

入院1ヶ月分の慰謝料=53万円
通院3ヶ月分の慰謝料=73万円
合計=53万円+73万円=126万円

骨折で残った後遺症がある場合は後遺障害慰謝料を請求できます

もう1つの慰謝料、後遺障害慰謝料は、ケガが完治せず、後遺障害等級が認定された場合に、将来の苦痛に対する補償として受け取ることができます。

骨折が完治し、後遺症が残らなかった場合は受け取ることはできません。

後遺障害等級は、骨折によって腕や脚の動きが不自由になった、骨の形が変形してしまったなどの後遺症に対して認定されます。

骨折したこと自体に対して認定されるのではありませんので間違えないようにしましょう。

骨折の後遺障害慰謝料、金額のポイントは?

遺障害慰謝料は、認定された後遺障害等級によって金額が異なります。

その金額差は数百万円にも及ぶこともあり、正しい後遺障害等級の認定を受けることが後遺障害慰謝料では大切です。

これは、骨折の場合も例外ではありません。

骨折の後遺症は、症状に応じてさまざまな後遺障害等級が設けられており、同じ症状でも、後遺症の程度で認定される等級が変わります。

骨折の後遺症で代表的なものに可動域制限(腕や脚の関節の動きが制限されてしまうもの)がありますが、可動域制限は動きが制限されている程度で等級がいくつも定められています。

例えば、交通事故が原因で肩を思うように上げられなくなってしまったとして、制限が3/4以下なら後遺障害12級、制限が1/2以下なら後遺障害10級が認定されます。

ここで覚えておきたいのは、必ず自分の症状どおりの等級が認定されるとは限らないということです。

自分で思っているよりも低い等級が認定される可能性もあります。

正しい後遺障害慰謝料を受け取るには、等級認定のズレを避けることがポイントです。

そのためには、継続的に病院に行き必要な検査を受けること、自覚症状を細かく医師に伝えることを欠かさないようしましょう。

Mr.リードからあなたへ

入通院慰謝料は、病院に行く回数が少ないと、適切な金額を受け取ることができない恐れがありますので、忙しくてもきちんと通院を続けるようにしましょうね。

後遺障害慰謝料は、適切な後遺障害等級の認定を受けることが大切ですよ。

骨折で受け取れる慰謝料についてわからないことがあれば、交通事故診断を通じて弁護士に相談してみてくださいね。

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骨折の後遺障害慰謝料、後遺障害の等級認定の詳細、解決事例などは「骨折で慰謝料はいくら貰える?交通事故の示談のポイント」で詳しく解説しています。

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