交通事故コラム

交通事故で顔面骨折!鼻やあごのケガの慰謝料や後遺障害は?

目、耳、鼻、口など顔面のケガは、後遺症が残ると食事、会話などの日常生活に支障が出てしまいます。目立つ傷跡が残った場合の精神的なショックもとても大きいです。後遺障害等級の認定を受けると、このような顔の後遺症や傷跡の補償として後遺障害慰謝料を受け取ることができます。
顔の後遺障害や慰謝料について、骨折と傷跡(外貌醜状)で分け、詳しくご説明いたします。

このコラムでは、鼻、あごの骨折に関する情報を掲載しています。顔の傷痕(外貌醜状)に関する情報をお探しの方は「交通事故で顔をケガ!傷跡が残ったら慰謝料や後遺障害はもらえる?」をご覧ください。

顔面骨折は食事や会話に影響が出ることも

交通事故で顔面を強打し、鼻、口、目などを骨折することや、裂傷を負って顔に大きな傷跡ができることがあります。

例えば、バイクや自転車の交通事故で地面に顔から落ちてしまうケースなどです。

このような顔の骨折では、鼻骨骨折と眼窩底(がんかてい)骨折をするなど、複数の骨を骨折(多発骨折)することや、骨折し傷跡も残るケースが多いです。

顔のケガをしてしまった場合、まず大事なのは医師の指示に従って入院、通院をし、適切な治療を受けることです。

しかし、残念ながらすべてのケガが完治するとは限りません。

顔のケガでは、鼻や口の機能の悪化(口を自由に使えず食事が制限されるなど)や、視覚や味覚の低下などの後遺症が残ってしまうことがあります。

また、顔が変形することや目立つ傷跡が残ることもあります。

後遺症が残った際は、後遺障害等級の認定を受け、後遺障害慰謝料を受け取ることが大切です。

顔面のケガの中でも交通事故で多い鼻とあごの後遺障害が認められるケースや慰謝料について順番にご説明していきます。

鼻骨骨折で気をつけたい症状、慰謝料はいくら?

鼻は顔のパーツでもっとも突起していますので、顔を地面に強打した際はケガをしやすいです。

鼻は、先端の鼻軟骨と根元に鼻骨で形成されています。

強打すると鼻骨を骨折し、大量の鼻血や痛みのほか、鼻の変形などの症状が出ます。

鼻骨骨折ではどのような後遺障害が残る?

鼻を骨折した場合、必ず後遺障害が残るわけではありません。

交通事故後から手術などの適切な治療を受けていれば、完治することも多いようです。

しかし鼻の軟骨を失うことや、骨折によって曲がった鼻がもとに戻らなくなるなど、後遺症が残る場合もあります。

鼻のケガでは、そのような後遺障害の症状に応じて、次のような後遺障害等級の認定を受けることができます。

鼻骨骨折で残る後遺障害と認定される等級

後遺障害 症状 認定される
後遺障害等級
欠損障害、機能障害 鼻軟骨の全部または大部分を失い、呼吸困難や嗅覚の喪失などの症状がある 第9級5号
外貌醜状 鼻が曲がった、形が変わった 第12級14号
神経系統の障害 骨折した箇所に痛みがある 第12級13号、
第14級9号
嗅覚脱失、嗅覚減退 臭いがわからない、わかりづらい 12級相当、
14級相当
鼻呼吸困難 鼻呼吸をしづらい 14級相当

鼻骨骨折で受け取る慰謝料、金額の相場は?

鼻骨骨折では、治療期間中の補償として入通院慰謝料が支払われ、先ほどご紹介した後遺障害が残った場合は、後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

入通院慰謝料の金額は、入院と通院の期間で決まってきます。

後遺障害慰謝料の金額は、認定された後遺障害等級によって変わります。

気になる慰謝料の相場ですが、示談交渉では任意保険基準(任意保険会社が提示する金額)と裁判基準(過去の裁判で認められた金額)の間の金額が決まることが多いです。

鼻骨の後遺障害等級(9級、12級、14級)における任意保険基準、裁判基準の後遺障害慰謝料とミスターリード算出の相場をご紹介します。

後遺障害慰謝料の基準額と相場

後遺障害等級 任意保険基準(推定) 裁判基準 示談交渉をした場合の慰謝料の相場(ミスターリード算出)
第9級 300万円 690万円 550万円
第12級 100万円 290万円 230万円
第14級 40万円 110万円 90万円

あごの骨折・脱臼、歯の外傷の症状と慰謝料

鼻同様、交通事故でケガをしやすいあご。

下あごを地面に強く打ち付け、下顎骨(かがくこつ)骨折をしたり、顎関節(がくかんせつ)の脱臼、歯が折れたりすることがあります。

あごのケガでは、骨折による痛みや歯の噛み合わせの変化、口を開けるのが不自由になるといった症状があります。

治療方法は症状によって異なり、手術はせず、固定して保存療法を行うケースも多いようです。

あごのケガではどのような後遺障害が残る?

口は食事や会話をはじめ、毎日の生活の中で不可欠な役割を多く担っています。

しかし、交通事故であごをケガし、後遺症が残るとこれらの動作に支障をきたしてしまいます。

顎骨骨折や顎関節の脱臼、歯の欠損で認定される後遺障害等級をまとめました。

あごのケガで残る後遺障害と認定される等級

後遺障害 症状 認定される後遺障害等級
咀嚼(そしゃく)障害 流動食しか食べられない、摂取できない固形物があるなど、食事に影響が出ている 第1級2号、第3級2号、第4級2号、第6級2号、第9級6号、第10級3号
言語機能障害 正しく発音できない語音がある 第1級2号、第3級2号、第4級2号、第6級2号、第9級6号、第10級3号
歯牙(しが)障害 歯を失った、または著しく欠損した 第10級4号、第11級4号、第12級3号、第13級5号、第14級2号
味覚障害 甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦いといった味覚の全部、または一部がなくなった 12級相当、
14級相当

咀嚼障害と言語機能障害は、それぞれの障害の症状を複合して判断し、認定される等級もあります(例えば、後遺障害第1級2号は、「咀嚼及び言語の機能を廃した」場合に認定されます)。

咀嚼障害は、食事への影響の程度によって認定される等級が変わります。

言語機能障害は、発音できない行音(「ぱ行」が言えないなど)の詳細によって認定される等級が異なります。

また、噛むことは大丈夫でも、飲み込むことに後遺症が残る場合もあります(嚥下(えんか)機能障害と言います)。

嚥下機能障害は、後遺障害等級の一覧には記載がありません。

しかし、症状の程度を咀嚼障害の後遺障害と照らし合わせ、等級が認定される可能性があります。

あごのケガで受け取る慰謝料、金額の相場は?

あごも鼻と同じです。治療中の補償とした入通院慰謝料が支払われ、後遺症が残り、等級の認定を受けると後遺障害慰謝料を受け取ることができます。

あごのケガでは、認定される後遺障害等級は幅広く、等級によって慰謝料の金額が大きく変わります。

後遺障害等級ごとの任意保険基準、裁判基準の金額と、ミスターリード算出の相場の金額を下記にまとめました。

後遺障害慰謝料の基準額と相場

後遺障害等級 任意保険基準(推定) 裁判基準 示談交渉をした場合の慰謝料の相場(ミスターリード算出)
第1級 1300万円 2800万円 2240万円
第3級 950万円 1990万円 1590万円
第4級 800万円 1670万円 1340万円
第6級 600万円 1180万円 940万円
第9級 300万円 690万円 550万円
第10級 200万円 550万円 440万円
第11級 150万円 420万円 340万円
第12級 100万円 290万円 230万円
第13級 60万円 180万円 140万円
第14級 40万円 110万円 90万円

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顔の傷痕(外貌醜状)に関する後遺障害等級や慰謝料について詳しく知りたい方は「交通事故で顔をケガ!傷跡が残ったら慰謝料や後遺障害はもらえる?」もご覧くださいね。

顔面骨折では、後遺障害慰謝料以外にも、治療費、休業損害、入通院慰謝料、逸失利益などの賠償金を受け取ることができます。
交通事故診断を行い、慰謝料や賠償金について弁護士に相談してみてはいかがでしょうか?弁護士に相談するメリットや、あなたに役立つ知識もご案内していますので、ぜひご利用ください。

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