バイク事故の過失割合、後遺障害、慰謝料

交通事故コラム

バイク事故の慰謝料請求。ポイントは過失割合と後遺障害等級

交通事故に遭ってしまったら、その後の生活への不安を減らすためにも、きちんと慰謝料を受け取ることが大事。これはバイク事故の場合も変わりません。慰謝料請求では、過失割合と後遺障害等級の認定が金額の決定に大きく影響します。
ここでは、すり抜け事故、左折時の巻き込み事故の過失割合やバイク事故で残りやすい後遺障害についてご説明していきます。

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  1. バイク事故の示談交渉は過失割合がポイント!
  2. すり抜け事故、巻き込み事故の過失割合
  3. バイク事故で残りやすい後遺障害は?
  4. バイク事故で適正な慰謝料を受け取るには

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バイク事故の示談交渉は過失割合がポイント!

バイクの交通事故は、バイクも加害者の車も走行中に事故が発生するケースがほとんどで、被害者であるバイクにも一定の過失がつきやすくなっています。

しかも、事故当時のちょっとした状況の違いによって過失割合が変わるため、過失割合を巡って示談交渉で加害者の保険会社と主張が食い違うことが多くなっています

相手と主張が食い違った際に、相手の主張をかんたんに認めてはいけません。

自分に必要以上の過失がつき、過失相殺によって受け取る慰謝料が少なくなってしまいます。

正しい過失が認められるよう、しっかりと示談交渉を行いましょう。

根拠や過去の裁判例などを示しながら交渉していく必要があるため、弁護士に相談して示談交渉を行っていくことがおすすめです。

すり抜け事故、巻き込み事故の過失割合

バイク事故で多いすり抜け事故、左折時の巻き込み事故の過失割合の一例をご紹介します。

また、過失割合が変更になる修正要素もあわせてお伝えします。

すり抜け事故の過失割合

事故状況 過失割合
バイクが車の左側をすり抜けしていた際に右折の対向車と衝突 バイク30:自動車70

すり抜け事故での修正要素

修正要素 事故時の状況
バイクの過失割合が下がる
  • 交差点以外で事故が発生した
バイクの過失割合が上がる
  • バイクに著しい前方不注意があった

すり抜け事故では、バイクにも30%と比較的重めの過失がつく傾向があります。

すり抜け事故は、基本的には交差点で起こりますが、店舗の駐車場に入ろうとした右折車との事故など、交差点以外で事故が発生した場合は、上記よりも5〜10%程度、バイク側の過失が下がる可能性があります。

また、バイクの過失が上がる著しい前方不注意とは、車の列の間から右折車が見えているのに発見が遅れた場合などが当てはまります。

直進のバイクと左折の自動車の巻き込み事故の過失割合

事故状況 過失割合
自動車が前を走行していた バイク20:自動車80
バイクが前を走行していた バイク10:自動車90
自動車が左折直前にバイクを追い越した バイク10:自動車90

巻き込み事故での修正要素

修正要素 事故時の状況
バイクの過失割合が下がる
  • 自動車が徐行せずに左折した
  • 自動車がウインカーを出すのが遅かった、出さなかった
  • 自動車が大回りで左折した
バイクの過失割合が上がる
  • バイクがスピード違反をしていた
  • バイクに前方不注意があった

巻き込み事故では、バイクと自動車の走行していた位置によって過失が変わるのがポイントです

また、左折直前にバイクを追い越した場合は、交差点の手前30メートル以内が該当します。

さらに、上記の修正要素によって過失割合は5〜20%程度変わります。

自動車が前を走っていた場合、過失割合はバイク20対車80が通常ですが、自動車がウインカーを出すのが遅かったとしたら、自動車の過失が5%増え、バイク15対車85になることがあります。

同じくバイク事故で多い、右折事故の過失割合は「右直事故の過失割合8例。交差点での事故は直進より右折が悪いとは限らない?」でご説明しています。

修正要素があると意見が食い違いやすくなる

難しい修正要素の判断

すり抜け事故、巻き込み事故の過失割合と修正要素をご説明しましたが、ウインカーを出すのが遅かったかどうかなど、修正要素は判断がとても難しいです。

そのため、修正要素が認めるかを巡って保険会社と意見が食い違うことが多いです

食い違いが起きた時に正しい過失割合を認めてもらうためには、「事故当時の状況で記憶していることはすべて話す」、「目撃証言を用意する」など、事故当時の正確な状況を主張していくことが欠かせません。

専門的な知識を必要としますので、弁護士など専門家のサポートを受けながら進めていきましょう。

バイク事故で残りやすい後遺障害は?

次に、バイク事故でのケガや後遺障害について確認していきます。

バイク事故では、地面などに体を強打してしまうことや、バイクと地面の間に足が挟まれてしまうことが少なくありません。

骨折や裂傷をはじめ、さまざまなケガをする可能性があり、後遺症が残るような重いケガをしてしまうこともあります。

バイク事故で起こり得るケガと後遺障害の一例をまとめました。

バイク事故のケガと後遺障害の一例

負傷箇所 後遺障害 詳細
腕や脚 可動域制限 骨折などが原因で関節を事故以前のように動かせなくなる
肩や胸 変形障害 骨折した骨がきちんとくっつかず、浮き出ているのが目で見てわかる
背中や腰 脊髄損傷 脊柱(背骨)の骨折で脊髄を損傷し、腕や足に麻痺などの症状が残る
頭部 高次脳機能障害 脳の損傷によって脳の機能に障害が残り、記憶力や集中力などが低下する

負傷する箇所や程度によって、残る後遺障害はさまざまです。

脊髄や脳の損傷は、介護がないと生活が困難、仕事を続けることができないなど、生活に大きく影響する後遺障害が残ってしまうこともあります。

そのような状況になってしまった際に、今後の生活を補償するのが後遺障害慰謝料逸失利益です。

受け取るには、後遺障害等級の認定を受けることが前提となりますので、後遺症が残ってしまった場合は必ず後遺障害等級の申請を行いましょう

後遺障害慰謝料と逸失利益は、認定される後遺障害等級によって数十万円〜数百万円も金額が変わることが珍しくありませんので、後遺症の症状に見合った正しい後遺障害等級の認定を受けることも大切です。

後遺障害等級の申請方法については「後遺障害(後遺症)の申請方法と申請前に確認すること」のページをご覧ください。

バイク事故で適正な慰謝料を受け取るには

バイク事故で支払われる慰謝料は、交通事故の状況や負ったケガの状況によって金額は一人ひとり異なります。

ここまでにお話をした過失割合と後遺障害等級に加え、入院や通院の期間、仕事を休んだ期間などで総額が決まります。

まだ事故直後の方は、まずは医師の指示にしたがって治療を受けましょう。

症状固定を迎え、後遺症が残ってしまった方は、後遺障害等級の認定を受けることで、入通院慰謝料に加えて後遺障害慰謝料や逸失利益も請求できるようになります。

そして示談交渉がはじまる方は、「慰謝料を相場まで総額してもらうこと」、「正しい過失割合を認めてもらうこと」が交渉のポイントです。

相場の慰謝料を受け取っても、過失が正しくないと、受け取る金額が少なくなりますので気をつけましょう。

このように、バイク事故で慰謝料をしっかりと受け取るには、治療、後遺障害申請、示談交渉、それぞれの場面で正しい対応を取ることが必須条件と言えます。

Mr.リードからあなたへ

バイクでの交通事故被害は、その後の生活に影響する後遺障害が残りやすいと言われています。

将来に対する不安を軽減するためにきちんと慰謝料を受け取ることが大切。

後遺障害等級と過失割合がポイントとなりますので、ここを妥協しないようにしましょうね。

「どう対応すれば良いかわからない」、「示談交渉で保険会社に主張が認めてもらえない」などの悩みは弁護士に相談しましょう。

交通事故診断からも弁護士に相談できますので、ぜひお気軽にご活用ください。

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